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葬儀コラム

無宗教葬とは?

  • 更新日:2026.01.22
  • 公開日:2025.11.30

近年、葬儀に対する価値観は大きく変化しています。家族構成の変化や宗教観の多様化により、従来の宗教儀礼を前提としない葬儀を選択する人が増えています。その中で注目されているのが「無宗教葬」です。特定の宗教や宗派に依拠せず、故人や遺族の考え方を中心に組み立てる点が特徴となっています。

無宗教葬とは?

無宗教葬とは、仏教や神道、キリスト教といった特定の宗教儀式を行わない葬儀形式です。僧侶による読経や戒名の授与、神職による祝詞、牧師による祈りなどを行わず、宗教的意味合いを排した形で故人を見送ります。進行は司会者や葬儀社のスタッフが担うことが一般的です。

宗教的な作法に縛られないため、式の内容は比較的シンプルになります。黙祷や献花、音楽の演奏、思い出の映像上映などを中心に構成されることが多く、故人の人生や人柄を表現する時間として設計されます。形式よりも気持ちを重視した葬送として選ばれる傾向があります。

無宗教葬が選ばれる理由

無宗教葬を選択する理由として多いのが、宗教への帰属意識が薄いことです。信仰心がない、または特定の宗派に属していない場合、宗教儀式に違和感を覚えることがあります。そのような理由から、無理のない形で見送りたいという思いが無宗教葬につながります。

また、費用面を重視する人も少なくありません。宗教者への謝礼が不要となるため、全体の葬儀費用を抑えやすい点が評価されています。加えて、自由な演出が可能なため、故人の趣味や価値観を反映しやすく、家族や参列者にとって納得感のある式になりやすい点も支持されています。

無宗教葬の一般的な流れ

無宗教葬の流れは、基本的な葬儀の枠組みに沿って進みます。開式の挨拶に始まり、黙祷や献花、弔辞、音楽鑑賞などを組み合わせて構成されます。進行時間は比較的短く、全体で落ち着いた雰囲気を保ちながら進められます。

式の終盤には、喪主や遺族代表による挨拶が行われることが一般的です。その後、出棺や火葬へと移行します。宗教儀礼がない分、進行の意味や区切りを事前に確認し、参列者にも分かりやすい説明を用意することが円滑な運営につながります。

無宗教葬における演出と表現

無宗教葬では、演出の自由度が高い点が特徴です。故人が好んだ音楽を流したり、写真や映像を使って生前の姿を振り返ったりすることで、個性を表現できます。言葉による弔いも中心となり、参列者が思い出を共有する場として機能します。

一方で、自由であるがゆえに統一感を欠く可能性もあります。全体のテーマや雰囲気を事前に決め、式の流れに一貫性を持たせることが大切です。過度な演出を避け、厳粛さと温かさのバランスを意識することで、心に残る葬儀となります。

無宗教葬を行う際の注意点

無宗教葬を実施する際には、親族や参列者の理解を得ることが重要です。宗教的儀礼を当然と考える人もいるため、事前に無宗教葬の方針を伝え、誤解や戸惑いを防ぐ配慮が求められます。また、菩提寺がある場合には注意が必要です。無宗教葬を行うことで、納骨や法要に影響が出ることがあります。将来的な供養の方法も含めて検討し、必要に応じて葬儀社に相談することで、後悔のない選択につながります。

無宗教葬と向き合うために

無宗教葬は、形式よりも気持ちを大切にする葬送の形です。宗教的な枠組みを離れることで、故人と遺族の関係性や人生そのものに焦点を当てた時間を作ることができます。その自由さは、現代の多様な価値観に合致しています。一方で、自由には責任も伴います。内容を自ら考え、選び取る必要があるため、準備段階での検討が欠かせません。無宗教葬の特性を正しく理解し、信頼できる葬儀社と連携することで、心から納得できる見送りができます。

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